...真・女神転生3〜NOCTURN〜

真・女神転生3〜NOCTURN〜プレイレポ8
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主人公:至月 覚(しづき さとる)  呼び名:ガク  でプレイ。

ヨヨギ公園〜アマラ神殿

 工事現場のバラックの一室で裕子先生は、やはり俺を待っていた。
「ヤヒロノヒモロギ」を手渡すと満足そうに石に向かってぶつぶつと独り言を言い出した。「…これで私の世界に近づける…」
 そして、異変が起きるとまた、オベリスクで現れたアラディアが裕子先生に降りてきた。
アラディアは俺にいくつか質問を浴びせ、「世界を巡り見よ」と言った。
「創世」する力が具体的にどんなものなのかはまだ解らない。けれど、裕子先生もまた、「コトワリ」を手に入れたらアラディアと共に「創世」する力を得るのだろうか。
 裕子先生は解放されると「コトワリ」を授かれなかったことを悔いたが、すぐに世界を見る、と言って何処かへと去っていった。
…「また会いましょう」か。裕子先生はどんな世界を創るつもりなんだろう?

 イケブクロの噂はあちこちで聞いた。何かが起こっているのは確かだ。
アサクサに戻ると、聖までもが「ゴズテンノウが復活する」とか言っていた。
どうやら、勇の足取りは追えなくなった様だ。
 「オレがアマラを手に入れれば全てにカタがつくよ…」そう独りごちる。
…こいつも「創世」をやるつもりなのか?
とにかくだ、噂のイケブクロへ行ってみることにした。氷川も気にしていたくらいだ、なにかある…。

 イケブクロのマントラ軍本営(元)は静まり返っていた。俺は、最上階のゴズテンノウの間へと足を運んだ。…そこで見たものは。
…千晶?
そこにはゴズテンノウの思念と対話する傷ついた千晶がいた。
 「どんな試練を受けようとも、どんな傷を負おうとも、私の「コトワリ」は変わらないわ」
強い、強い意思だ。ゴズテンノウは応える、その力を千晶に託すと。
ゴズテンノウの力を注ぎ込まれ、千晶は俺の見ている目の前で魔化していく。
容貌は変化し、右腕は悪魔のそれとなった。
 千晶は俺に気付くと不敵に笑う。「見て、覚。美しいでしょう?」魔化したこぶしを握り締め、この手なら理想の世界が創れると…。
…驚いた。本気で「ヨスガ」の世界を創る気らしい。

 俺は再び、アサクサへ戻ることにした。勇や聖の意味あり気な言葉もひっかかる。世界は確かに動き出しているようだった。
 アサクサに戻った俺を出迎えたのは「イケブクロは大変だったな」と見透かす様に話す聖だった。相変わらずターミナルを調べているのかこちらも、見ずに話し出す。「…何でも知ってるんだぜ、俺は、すべてを手に入れたからな」
…???
 どうやらターミナルを通してアマラの力がボルテクスで起きている事を聖に知らせているらしい。どこで、なにが、起きているのか。
 「俺以上に世界を知ってる奴はいないんだ」と、聖。そして、世界を創り出すと言い出した。
 と、突然ターミナルが動き出した。
 「来やがった、勇か」そう言い残すと聖はターミナルに吸い込まれていった。
…アマラに引きずり込まれたのか?仕方のない奴だ。
 俺は聖を追ってアマラ経路へと入り込んだ。

 「…おいおい、覚。オマエがわざわざ何のためにここへ来たんだ?」
降りた場所には勇が居た。勇に会うためか、聖が心配か?と問われたが今は聖の方が気になる。…生身だからな。
 だが、勇は何故か俺を助けてやってると言う。どういうことか知りたければこの先のアマラ神殿まで追って来いというのだ。

このままアマラ経路に居ても仕方ないので俺は勇を追うことにした。
…聖がなにか企んでいるのは分るが、勇とどう関係があるんだ?
 そんなことを考えていた時だった。背後に覚えのある気配を感じる。
…あぁ、またこいつか…。よくも懲りずに…。
もう3度目にもなるが俺はスペクターを叩きのめしてアマラ神殿へと急いだ。

 経路を出るとそこは山王だった。孤立した領域にひっそりとアマラ神殿は建っていた。中に入るとすぐに勇の声が聞こえてきた。
このアマラ神殿は勇が経路を調べていて見つけた忘れられた神殿で、大量のマガツヒが眠っているらしい。
だが、どこからか現れた3柱の異邦の神が居座っていて誰もマガツヒを自由に出来ないのだという。
…会いたけりゃそいつらを俺に倒せってか?
うまく利用されている気もするが、どっちにしろ3柱の神々を倒さなければ勇は俺を神殿中枢に入れる気は無いんだろう。
…仕方ない、利用されてやるよ。

神殿内には更に3つの神殿があり、それぞれ黒、白、赤の神殿と名づけられている。
俺は、まず中央の白い神殿の転移の罠をかいくぐってアルビオンを倒し、左側に位置する黒い神殿へ行って、闇の奥底に潜んでいたアルシエルを倒し、右側に建っている赤い神殿で影の世界に引き込まれながらもなんとかスカディを倒した。
…ったく、手間のかかる…。
 勇は俺に利用されてばかりでいいのか?と言うがこっちにもこっちの都合があるんだよ。

 神殿中枢内では聖がマガツヒを集める人柱となっていた。それを見上げる勇。
…???
勇は俺に気付くと「ご苦労だったね、覚」と無味乾燥に声を掛けてきた。
何をしているのかと勇に訊くと「ムスビ」のコトワリを啓く儀式の準備なのだという。
 「こんなうまいやり方を考えたのは俺じゃない、あいつなんだよ」と勇は言い出した。そして、聖は俺達のうちどちらかを人柱にしてマガツヒを集めるつもりだったのだと。
…何がどうなってるんだ。
 そして勇は俺に儀式の手伝いをしろと言ってきた。…聖をアマラの深淵へ落とせと。
何がなんだかよく分らない俺は、勇の申し出を思わず断った。だが、それで聖が助かるわけもない。勇は自分で手を下した。
 「ハハハ…まぁ、せいぜいガンバるんだな」そう言うと聖はアマラの奥底へと沈んでいった。

勇は自ら「ノア」と名づけた守護を呼び出した。絶対の孤独を支配する神らしい。
誰も干渉し合わない新しい幸せの世界…それが勇の言う「ムスビ」の世界なのだそうだ。…勇は「ノア」と共にその場から消えた。
残された俺は誰も居なくなった神殿を出た。
…どいつもこいつも勝手なんだ。
外へ出ると何処からともなく「ヨスガ」の悪魔が現れ、アサクサに神が現れるのどうのと言うとまた何処かへ去って行った。
…「ヨスガ」か。千晶がアサクサに…?マネカタ達と何の関係があるってんだ?

訳も解らず流されているような現状にはうんざりだが、どうも解らない事が多すぎる。
…俺が、何を信じるのかは自分で決めないとな。
その「何か」を探して俺はアサクサへと向かうことにした。


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